ご依頼内容
和室とリビングの間仕切、和室入口の扉それぞれをペットを飼っているので快適仕様にしたい
施工のポイント
複数匹の猫を飼っているお宅で、元々は和室側が襖仕様。
リビングと廊下側化粧合板仕様スタンダードな戸襖が入っていました。
窓の外を眺めるのが好きで和室にずっと居たい子と、リビング側が好きで和室には行かない子。
それぞれに個性があるようで冷暖房の関係で締め切った状態にしたい時と、戸は閉じているけど
飼い主様が向こうが見える状態とをそれぞれで使い分けたいというリクエストでした。
和室が好きな子とリビングが好きな子とであまり仲が良くないということもあったようです。
色々と考えた末、農家や昔のお屋敷の木製雨戸などにも使われていた連子窓を重ねて配置した
「無双窓」というのを付けた建具を新規で作ることとなりました(建具の中に更に引戸が付いている感じ)
空調の流れを良くする為に上下に無双窓、中央は腰板付き。
無双窓を開けた際には猫が通れないギリギリの寸法で作製しました。
戸の高さは2メートル弱。オール無垢材仕様のかなり贅沢仕様。
閉開をスムーズにする意味で下部は戸車仕様に。
案外と軽く動くので万が一猫が自分で開けてしまえないようにと引戸錠も設置することになりました。
ペットが通れる「ペットくぐり」が付いた戸はよく見ますが、この手の既製品はまず無いので
ご満足いただけて良かったです。